春日学園

園長のつぶやき

卒業(後編)

2017.3.8

もうすぐ家に帰る予定のS君。段ボールに荷物をいれて、宅配の集荷所まで持っていきます。「卒業おめでとう」って言ったら「はい。ありがとうございます。」って、ちゃんと言えるようになったね。この仕事に就いたころ、よく言われたのは、「君もアインシュタインからみれば障害者だってことですよ。」そりゃそうですよね。誰でも得意なこととそうでないことがあります。上手にプラモデルが作れる器用な手。ビックリするくらいの部屋の整理整頓ぶり。得意でしたね。当たり前のように「ただいま。」って学校から帰って来てた君と、また会えることってあるのかな?元気でね。楽しいことばかりではないんだろうけど、苦手なことは助けてもらって、でも、得意なところは頑張って。そんなに遠くに行くわけではないけれど、寂しくなるなと思った少し寒い春の日の午後でした。

卒業(前編)

2017.3.6

このホームページでも紹介していますが、子どもたちが通学している特別支援学校の高等部卒業式が3月2日に執り行われ、春gakuの子も2名が卒業しました。高等部卒業は春gakuを卒業する事でもあります。少し真面目な話をすると、春gakuを卒業(一般には退所と言います)すると、子どもたちには大きく分けて二つの選択肢があります。二つの選択肢しかないというのではありません。大きく分けてという意味です。障害が重く、多くの事に支援が必要な子は成人施設に入所することになります。少しの支援で地域で生活できる子は、地域に生活の拠点を移します。地域と言っても様々で、実家に帰る子、グループホームで生活する子、アパートで一人暮らしを始める子、稀に結婚する子、等々です。

神対応

2017.2.21

春gakuに出勤する最後の交差点の対向車線、救急車が赤信号で入ってきます。青信号で交差点に入ろうとしているドライバーに向かって『救急車が通りま~す』といつものようにマイクでアナウンス。当然、青信号のクルマも止まりますよね。それを確認しながら救急車はが通り過ぎるんですが、今日、違ったというか(僕が知らないだけで、いつもそうなのかもしれませんが)、救急車の隊員の方が、止まってくれた車に『協力、ありがとうございます。』ってマイクで言ったんです。最近は、“神何とか”ってよく言いますが、まさに“神対応”。その一言で、救急車頑張れ!って応援したくなりますね。こんな救急車両の『ありがとう』って本当にカッコいいと思いますね。

Big-challenge

2017.2.14

今度の土曜日に西宮の“ななくさ学園”自閉症支援・公開事例発表会が開催されます。個別支援の中で取り組んできた実践事例における具体的な支援方法とその考察過程を発表します。この研修会は、阪神福祉事業団さんと兵庫県阪丹但地区知的障害者施設協会の協賛によるもので、こんな研修会があるのを知ったのは6年前(潜在的には認識していたかもしれないのですが)、いつか春gakuも参加(発表ですね)できればと思っていました。でも、他の事業所の発表を見ていると、まだまだ力不足かなと思ったりしておりました。ところが今年『私たちやります!』と力強く手を上げてくれたのは春gakuの若き主任Aさん。2年目のYさんを発表者にしての勇気ある挑戦です。専門家の先生や、一家言お持ちのベテランさんたちも見に来られる大舞台。でもね、全く心配はいらないよ。なぜなら、古い船を今動かせるのは古い水夫ではないからね。今週末、決戦の土曜日です。

少し大人になった少年たち

2017.2.8

子どもの成長時期というのはそれぞれなんですが、驚くのはその速さ。毎日見ていてもこんなに大きくなったのかとびっくりします。例えば、Tさん(花の中学3年です)。「こんにちは」って挨拶してくれて振り向くと、大きくなったTさん。「大きくなったねぇ~」っていうと、「話はこれで終わりです」って顔の前でバッテンしてくれました。M君は思春期真っ盛り中学2年です。彼が春gakuに来たのは5年前、小学3年の春休みです。可愛かったM君。春gakuのアイドルでした。ブランコから落ちて、両手を一度に骨折したこともあったね。そんな彼も背の高いかっこいいお兄ちゃんになりました。優しいS君は高1です。彼が春gaku に来たのは彼が小学校5年生の年末。君、雷が怖かったね。どんなワンパクになるのかと思ったら心根のとても優しい高校生になりました。みんな大きくなったね。

春秋暑寒

2017.2.1

今日から二月如月です。大雪に見舞われた一月も過ぎ、まだところどころ残る雪にも日差しがきらめいて、少しずつ春に近づいているのかなと。暑寒などという言葉が頭に浮かんで、そういえば『春秋暑寒』なんて歌があったなと検索してみると、今の動画サイトはすごいもので、「♪田舎の縁側 睦月には何おか語らん我一人 遥かな学舎如月は帰らぬ想い出我一人 行くあて知らぬ弥生にはどこへ歩まぬ我一人 思いは淡き卯月には流れる河原を我一人♪」この詩を書かれたのは下條アトム氏(彼の名前は鉄腕アトムとは関係ありません。なぜなら、下條さんの方が生まれが早いからです)。すごい時代ですよね、こんな頭の片隅にあった記憶の一曲がスマートホンから聞けるなんて。スマホのCMで「スマホと大人になっていく初めての人類」ってありますよね。そうなんですよ。若者だけでなく、僕たちも「スマホと高齢者になっていく初めての人類」なんですよ。そうすると、事業者としてのサービスも当然変わらなきゃって思うわけです。本当にそう思うわけです。

power with heart

2017.1.30

「絵本のよみきかせ」「親子あそび」「こども食堂(ポップコーン)」春gakuが地域の皆さんと取り組んでいる三つの事業です。この事業は全てスタッフの「やってみたい」から始まりました。園長が作る事業計画にあったわけではありません。突然、園長室にやってきて、「園長、これやりたいんですが・・・」「年度途中にそんなこと言っても、予算もないし、事業計画つくるときに何度も聞いたでしょ!」と言いたいところを「やってみよう、予算はなんとかするから、いいんじゃないのやってみよう!」と答えたところから始まります。折しも、明日は事業計画のための職員会議です。たくさんの「やってみたい」が集まるか楽しみです。「そんなこと言ってもお金ありませんよ~」って、厳しい天の声です(笑)。

その名前「R」

2017.1.23

彼は去年の5月に春gakuにやってきました。人との関わりが苦手で一定の距離とマスクがないと人と話せません。彼がいるとお風呂や洗面所を長時間独占するので、他の子がとても迷惑します。スタッフも特に夜勤の時なんかは本当に大変だったようです。彼の名前は「R」、部屋の換気扇をガムテープで塞ぐ(外の菌が入らないようにするためらしいのですが)、食事にはそれぞれのお皿をラップする(調理の業者の皆さん、お手数をかけました)。そんな彼が先日春gakuを退所しました。『ありがとう』を残して。君の人生はどうですか?時には春gakuを訪ねておいで。逢えたら笑顔で迎えるよ。そして、また話してあげるよ、大人たちがどれだけボロクソに言おうが気にする必要は全くないということを。

マイナス8度の憂鬱

2017.1.18

天気予報なんですが、地域別予報の精度が上がって、個々丹波でもネットで自分たちに住んでるところの天気が知ることができます。そこで話題になったのが1月18日の早朝の気温がマイナス8度になるってことでした。うちの家内は「テレビでそんなこと言ってなかったよ」って言ったので、「神戸や豊岡(天気予報では比較的メジャー)じゃないんだから、丹波の天気なんて言うわけないし」って言ったら妙に納得してました(うちの家内は丹波より少しだけ都会の生まれで、結婚する前は、僕のことを“奥の人”と呼んでました)。それはともかく、さすがにマイナス8度は無いんじゃないのかと思ってたんですが、結局、マイナス3度までしか下がりませんでした(それでも記録的なんです)。でも不思議なのは、車の窓が凍っていなかったこと。それはたぶん“霧”が原因かと。霧が出ていて、温度が低いだけでは凍らないみたいで、道も全く凍結してなくて、まあ、何事もなく妙に早く着いてしまって、これを書いているわけです。日中は、10度くらいまで上がって、日も差すようですから、積りに積もった雪も少しは解けるのかなと。困った雪も、解けるとなると少し寂しい気もして、あと、2~3日は雪で遊ばせてあげたいと思ったりした、覚悟してたより少し暖かい冬の朝です。

丹波の大雪と私をスキーに連れってってセリカ

2017.1.17

先週末からの“最強寒波”の影響で、春gakuのある丹波市も大雪に見舞われました。子どもたちは、学校がお休みになったこともあって、雪だるまや“かまくら”つくりに大はしゃぎです。丹波というと雪深いという印象があって(10年ちょっと前までは氷上郡でしたから)、京阪神の穏やかな気候の保護者の方なんかは、11月の終わりにはスタッドレスタイヤで来られますから。でも実際のところは、そんなに雪が降るわけではなくて、今年にしても今回が初めての雪みたいなものですから。いつからですかね、雪が嫌いになったのは(本当に嫌いというわけではなくて、雪が降ると少しワクワクします)。「私をスキーに連れてって」よりずっと前から、週末になると4輪スパイクのシルビア(残念ながらセリカではないですが)のルーフに二人分のスキーを乗っけてゲレンデ目指してた頃は、大好きだったんですがね。春gakuの子たちは雪がほとんど降らない、降っても積もらない地域から来てる子が多いんで、雪が積もると本当に喜びます。雪かきに追われる大人たちをしり目にキャーキャー言ってます。

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