春日学園

園長のつぶやき

暦の色もあせる頃

2016.11.30

今月は、後半多忙でして(理事会の準備やら補正予算やらで)、久しぶりの更新です。今日、更新しとかないと、今月はたった5回のワーストになってしまうわけで、ただ書けばいいというのではないのですが、、、学園のこども達ともすっかり話す機会が少なくなって、そういう意味では反省の11月でした。明日から12月です。誰もが皆ひと年を振り返る最後の月です。(だから何?)

ポップコーン・・・その後

2016.11.22

この前の土曜日、春日学園は『こども食堂「ポップコーン」』を開催しました。その想いは、『こども食堂とは、こどもが一人でも安心して来られる無料または低額の食堂 であり、決して貧困家庭という限定はついていないし、「こどもだけ」とも言っていない。 大事なことは、子どもが一人ぼっちで食事しなければならない孤食を防ぎ、さまざまな人たちの多様な価値観に触れながら「だんらん」を提供することだ。 だから、一人暮らし高齢者の食事会に子どもが来られるようになれば、それも「こども食堂」だ。子どものための、子ども専用食堂ではない。』だということ。このことをおろそかにしてはいけない。と思いました。

ところで、この「ポップコーン」っていう名前なんですが、こども食堂のイメージを変えたくて(決して悪いイメージを持っているわけではありません)、うちのスタッフが考えてくれた名前です。『みんな自由にしていいよ~みんなではじけていこうかぁ~ポップコーンをその場で作って持って帰ってもらって将来的には「子ども食堂へ行こう」と友達同士誘うのではなく「ポップコーンもらいにポップコーンに行こう!」だと誘いやすかったり、誘われても軽い気持ちで来てもらえないかと思います。』というのが理由だそうです。What a lovely name !

D君が訪ねてきてくれました

2016.11.17

今年3月に春gakuを卒業したD君。今日、久しぶりに訪ねてきてくれました。学校の行事を見に来たんですが、卒業した子が訪ねてきてくれるのは、実は稀なことで、特にD君のように遠くに行った子は、なかなか会う機会もないものです。元気にいるのかなって、時々思い出すのですが、こちらも日々の出来事に追われるなんていう、都合のいい言い訳で繕ったりしているもので・・・D君、ちゃんとあいさつができたね。お土産まで買ってきてくれて、たった半年で随分と大人になった君、これから長い人生だけど、きっと大丈夫ですよ。

運転免許・・・その後

2016.11.16

「学科試験が受かりません。実技はスムーズに卒業したのに。学科試験が受かりません。89点はとったことがありますよ。でも90点に届きません。学科試験が受かりません。毎週、仕事を休んで遠くまで送ってもらっています。ここらで本気出しますか。M子の独り言です。」といった6月3日のこのコーナーでしたが、その後も「受かりません」が続いていました。毎週のように受験に行ったり、自棄になったり、あきらめかけたり、・・・でしたが、遂に、ついに、ツイニ、「学科試験が受かりました。」本気だしたら受かったよ。M子の独り言でした。

春gakuのバランス

2016.11.7

スタッフのSさんが産休ということで、お休み入っています。彼女は春gaku9年目のりっぱな中堅職員なのですが、「威」というものを全く感じない。それこそが彼女の良いところだと思っています。後輩を引っ張るとか、皆をまとめる訳ではないのですが、彼女がいることの絶妙なバランスがスバらしかったりするわけです。

ポップコーン

2016.11.1

6月にここで公開した「こども食堂」なんですが、私、大きな勘違いをしていたことに気が付きました。「こども食堂は、こどもの食堂ではない」ということ。ましてや貧困家庭の子どもたちを集めて食事をさせる、子どもの貧困とか、救済とか、貢献とか、そんな偉そうな、ワードに捉われすぎて過ぎていたように思います。子どものための、子ども専用食堂ではなく、”場”としてのこども食堂であり、多様で、雑多で、子どもだけではない。若者もお年寄りも、障害のある子どもや大人がいてもいいし、外国籍の子どもや大人がいてもいい。より多くの人たちが「自分の居場所」と感じられるようになることが大切なんだと教えていただきました。えっ!タイトルと関係ない?それは次回に。

カニ

2016.10.26

今日、うちで一番小さなU君がカニを見せてくれました。散歩に行ったときに、近所の小川でスタッフと一緒に捕まえたらしいのです。「えんちょう、カニ」って言って、拾った空きビンに小石と一緒に入っていた『沢ガニ』を見せてくれました。そういえば、何年か前に高等部の女子数人に「園長、カニ捕りに行くで」って連れて行かれたあの小川。あの日も少し曇って雨が降りそうな今日みたいな天気。一緒に行った子たちは卒業して春gakuにはいません。ごめんなさい、園長は、君たちのことを日々考えているわけではないのですが、今日、君たちとカニ捕りに行ったことを君たちの知らないU君が思い出させてくれました。U君、カニ、帰してあげてね。あのお姉ちゃんたちも、小川に帰してあげてたよ。たぶん。

「春の里」の秋の運動会

2016.10.17

既に本編でもアップしましたが、昨日は『春の里、スポーツの集い』所謂、運動会なんですが、結構スゴイんです。何がっていうと参加する年齢層、下は3歳から上は84歳まで、一緒になって一生懸命頑張ります。皆、学校の運動会とは少し違う顔です。きちんとしません。真っ直ぐ並びません。なかなか集まりません。アナウンスもとちります。でも、小さな子の面倒を見たり、笑い転げたり、普段通りの顔です。初めて参加する子も、卒業する子も頑張りましたね。

Blowin’ In The Wind

2016.10.14

僕らの世代(1959年生)が彼のことを知ったのは、「君とよくこの店に来たものさ~学生でにぎやかなこの店の片隅で聞いていたボブ・ディラン」と歌う『学生街の喫茶店』。あのころ、ボブ・ディランが何なのか(曲なのか人なのか)も分からず、初めてのワードに戸惑ったのでした。ディランが、アメリカのシンガーソングライターであり、ポピュラー音楽や大衆文化の世界で大きな影響力を持っているというのを知ったのは、ずっと後のことです。レコードも何枚か買いました。でも、ノンポリの軽音学生の僕なんかには歌詞は難解で、声だってそんなに惹かれますかって感じで、ディランに憧れることにずっと憧れていたわけです。それが昨日のニュースでびっくりして、ノーベル文学賞をディランが受賞するってどういうことよってみたいな。ディランを理解できないまま(というか知らないまま)大人になってしまったことの少しの後悔みたいな(あの株買っときゃよかったみたいな)。ファンの人たち、本当に良かったね。結局、ディランのことが理解できなかった僕ですが、いつも、心のどこかで、歌っていましたよ「The answer, my friend, is blowin’ in the wind The answer is blowin’ in the wind」。

それぞれの秋

2016.10.13

祭りが終わると丹波はすっかり秋です。この数日で見事に季節が進みました。うちの家ではソファーの敷物が毛の長いものになり、スリッパも冬物に変わりました。パジャマも長袖になり、扇風機が邪魔者扱いになります。「今年の秋は短いらしいですよ」って、本田さんが言っていました。本田さんはうちの副園長です。学園の子どもたちは、つるべ落としの夕日と競争で外を駆け回っています。夏は過ぎ去りそれぞれの秋です。

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