人権について考える。新人の頃、研修会で障害を持つ人や高齢者の方の人権について勉強した。ちょうど、ノーマライゼイションが盛んに言われだした頃だった。あれから数十年が経った。今は自分自身の能力の衰えを感じずにはいられない。以前にも書いたがアインシュタインから見れば自分は知的障害者であり、オリンピック選手から見れば完全な身体障害である。年齢を重ねた今では尚更だ。でも、だからこそ人の尊厳は障害とは別にあることが体験として少しは理解できるようになったのかとも思う。昨日も春gakuを卒業した子の事故を聞いた。彼や彼女たちはどんな人生を歩んでいるのか、また、歩むのか。その将来にまでは力及ばずとも、穏やかな人生であってほしい。
2018年09月の投稿
人権について考えた
2018.9.21
今日のコンサート来れないなら、あの子は一生コンサートになんか行けないんだよ!
2018.9.17
ロビーに響くK職員(女子)の声。今日は、「みつみ大作戦!サルサガムテープのコンサート」の当日。地域貢献と銘打って、半年前から準備してきた今日のコンサート。どんなに大きな声を出しても、走り回っても大丈夫なんだから、あの子を参加させたい。「あの子」はAさん。ダンスの天才。身体が大きくて力も強い。声も大きくじっとしてられないから普通のコンサートは確かに難しい。今回も、地域のお客さんのことを考えたのか参加者リストにはなかった(ようだ)。今年の3月末、新年度の人事異動で春gakuを去ったKさん。イベントを手伝いに来てくれて、Aさんが来ていないことに気が付いた。そして吠えた。「今日のコンサート来れないなら、あの子は一生コンサートになんか行けないんだよ!」全くその通り。今日、中庭でAさんから声を掛けられた。「園長(今は園長ではない)!昨日はありがとう。」
台風21号
2018.9.6
9月4日、台風21号は春gakuの真上を通り過ぎました。あまりに真上だったので、風も吹かず(少しは吹きましたよ)、雨も降らず(普通の雨降りくらいですか)、いつ通ったのかと思うほど(これは本当ですよ)最強の台風は去っていきました。