春日学園

園長のつぶやき

人間万事塞翁が馬

2017.1.12

地元の神社で、本殿への一番乗りを目指して農道を駆けるイベント「福男・福女選び」が開催されました。春gakuのスプリンターR君も参加し、見事3位に入りました。ところで、「福」って何なのか、「運が良いこと、しあわせなこと」ってウィキペディアにはありますが・・・長い人生、ずっと運が良かったり、しあわせだったりすればいいのですが、そんなことはあるはずもなくて(と思っている)、人それぞれに幸不幸の繰り返しなのではないのかと思うわけです。『昔、中国の北の方に占い上手な老人が住んでいました。ある時、その老人の馬が北の胡の国の方角に逃げていってしまいました。近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。「このことが幸福にならないとも限らないよ。」そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬をたくさんつれて帰ってきました。そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。「このことが災いにならないとも限らないよ。」しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。「このことが幸福にならないとも限らないよ。」1年が経ったころ異民族たちが襲撃してきました。近くの若者はすべて戦いに行き、その多くはその戦争で死んでしまいました。しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み、無事でした。「老人の馬がもたらした運命は、福から禍(わざわい)へ、また禍(わざわい)から福へと人生に変化をもたらした。」』まったく禍福というのは予測できないものですね。

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