春日学園

園長のつぶやき

一つの泉

2017.7.29

昔、今から30年以上前のことです。当時勤務していた某地元金融機関の上司(O係長)のことを少々。先日、いつもの出勤途中の僕の前をBMWが走っていました。ビーエム(ぼくらの世代はこう呼びます。ベンベーなんて言う人もいましたが)も大きくなったなあと思いながら、そういえば、昔、O係長にビーエム借りてたことがあったなと、30年以上前の記憶が鮮明に浮かんできたわけです。ガレージから出すときに少しぶつけてしまったんですが、O係長は「だいじょうぶ、だいじょうぶ。」って気にも留めない様子。「いい人だったなあって」懐かしく思い出したりしてたんです。お金持ちの余裕って言うんですかね。欲がないというか、ギラギラしてないスマートな人でしたね。「俺はどうせここ辞めるんで」が口癖でしたね。まあ、僕の方が先に辞めたもので、その後はどうされたのか分からないままだったんですが。そんなことを何気なく思い出しながら、職場につくと、待っていたのは、O係長の訃報でした。64歳だったと。良くしてもらったのに、迷惑かけたのに・・・優しくというか、親切にした貰った人に何も返せないまま別れてしまうってことが(大げさに言うと)人生にはあるのかなと(言い訳ですがね)。これもお世話になった人が言ってくれたんですが、「世の中はね、一つの泉なんだよ。どこかでこぼしたら、どこかで注げばいいんだよ。」ってね。まだまだこぼした方が多いのかな。ご冥福をお祈りします。

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